終末とイスラエルミッション
戦争
戦争は歴史を見ればどの時代にもあったことが分かります。
現在(2024年4月時点)は大きな戦争としてロシアとウクライナの戦争、イスラエルとハマスの戦争があります。平和と言われている時でも地球のどこかで戦争は起きていました。
聖書ではイエス・キリストが再臨の前の前兆として弟子たちに次のように語っています。「また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々にききんと地震が起こります。しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの初めなのです。」(マタイの福音書24章6節〜8節)
第1次世界大戦、第2次世界大戦と世界を巻き込んだ大きな戦争があり、多くの死傷者を出しました。しかし、この時イスラエルはまだ建国されていませんでした。つまり、ダニエル書に記されているイスラエルを中心とした中東和平で始まる最後の1週(患難時代)がいつ来るは全くわからなかったのです。ぼんやりとしか再臨の時のことは考えられなかったわけです。
ところが1948年にイスラエルが建国され、一気に70週の預言が現実味を帯び、再臨が近づいたことが明確になりました。それ故、再臨が近づいている前兆に目を留める意味合いが非常に重要になったのです。
アメリカとソビエト連邦の冷戦という緊張した時期がありましたが、現在世界の情勢はそれを上回る状況になってきています。一つの戦争が大きな戦争に拡大していく可能性が非常に大きくなってきています。産みの苦しみの初めと聖書に書かれているように、これからさらに至るところで戦争を見ていくでしょう。
ヨハネの黙示録には第3次世界対戦と考えられる記述もあります。戦争というのは終わりの時代に向かって注意してみておく重要なポイントなのです。